機械仕掛けの鯨が

読んだ本の紹介など。書いてる人:鯨井久志

【告知】文学フリマ東京で新刊『カモガワ遊水池』出します

 流れに棹さすためには、水面に突き立てる棹がなくてはいけない。

 本書がその棹にならんことを、

 そしてカモガワの清き流れを絶やすことなく進んでいけるよう、願う次第である。

――『カモガワ遊水池』序文より

 

c.bunfree.net

11月20日開催の文学フリマにサークル「カモガワ編集室」で参加します。

発表自体はしていたものの、ネットの海に散り散りになっていた創作や書評、評論などを集成したものです。

かぐやSFコンテスト第1回&第2回選外佳作や、創元SF短編賞2次落選の短編小説が空舟氏のものと併せて合計8作載っています。

そのほか、今回初出しのジョン・スラデック未訳短編「未だ来ぬ地からの客人」も掲載。各短編や評論にちょこっとコメントも付けてます。あとは蟹味噌啜り太郎氏との現代川柳共作という変わり種もあります。

 

 

過去の『カモガワGブックス』バックナンバーも少部数ですが増刷したので、まだ入手されていない方はこの機会にぜひ。

 



なお、電子書籍版も11月20日に同時リリースされます。いちどKindle版を出してみたかったのでこの機会に便乗していろいろ作り方を勉強させてもらいました。スラデックの翻訳は権利的にNGなので(紙で出す分にはOK)電子書籍版には未収録ですが、その他はコメント含めまるまる載っております。

 

 

 

BOOTHにて通販も行いますので、当日来られない方はこちらもぜひ。

hanfpen.booth.pm

 

言い忘れかけていましたが、文フリ当日はアンナ・カヴァンの未訳長編から一部抜粋して翻訳したペーパーも持っていきます。何卒。