毎年恒例のムック本『SFが読みたい!2024年版』(早川書房)でのベストSF2023[海外編]にて、拙訳ジョン・スラデック『チク・タク×10』(竹書房文庫)が第1位を獲得しました。投票いただいたみなさん、ありがとうございました。
企画から持ち込みだったこと、初の訳書だったことも相まって大変うれしいです。竹書房から初の第1位なことも!
それにともなって、『SFが読みたい!2024年版』では竹書房の水上志郎さんを聞き手にした鯨井久志インタビューと、鯨井監修によるジョン・スラデック邦訳作品全レビュー(鯨井、坂永雄一、白川眞、林哲矢、伴名練、鷲羽巧。敬称略)が掲載されています。そちらもよろしく。
また、『チク・タク×10』に関しては重版も決定しました! 帯も重版仕様に付け変わっております。この機にぜひお読みください。
『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』(箸:ジョン・スラデック/訳:鯨井久志)が『SFが読みたい!2024年版』にて見事1位に輝きました✨
— 竹書房 営業部 (@bamboobookinfo) 2024年2月9日
受賞記念popもご用意がございますので、お気軽にお問い合わせください! pic.twitter.com/WHEyGAy2qv
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当ブログをお読みの方ならお気づきかもしれませんが、本が出た段階では記事をアップしていませんでした。なぜか? 端的に怖かったからです。
翻訳がよくないって言われたらどうしよう? 悪趣味で到底笑えないと言われたら? やっぱり埋もれている作品はそれなりの理由があるのだな、とか言われたら?
そういった憶測が頭をかすめて躊躇してしまいました。でも持ち込んだときの自分の「面白さ」への自信や、それを買ってくれた竹書房さんの熱意などを含めて、客観的に評価いただけて本当に嬉しかったです。
そして、今回の結果は、これまで竹書房文庫が築き上げてきたブランド――作品選定や想定を含めて――のおかげだと思います。編集の水上さん、本当にありがとうございました。「事件」を起こせましたね!
何はともあれ、これからも精進していきます。
何卒よろしくお願いいたします。