機械仕掛けの鯨が

読んだ本の紹介など。書いてる人:鯨井久志

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

SFマガジン2024年12月号は「ラテンアメリカSF特集 監修=鯨井久志」!!

SFマガジン 2024年 12 月号 [雑誌] 早川書房 Amazon ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』の文庫化で世間が沸いている。「文庫化したら世界が滅びる」という一種のネットミームが浸透していたほどに、名作の誉れは高くとも一向にその兆しのなかった…

奇想の在処――〈奇想〉とは何か? 試論

奇想の在処――〈奇想〉とは何か? 試論 Q:奇想とは果たして何なのか、という問いを戯れに立ててみよう。 A:奇妙な発想のことである。……いやいや、そんな自家撞着的な言葉で終わらせるわけにはいくまい。 まず、〈奇妙〉とは何なのか? そして、奇妙な発想…